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ゾンビ検疫シム『Quarantine Zone: The Last Check』入念チェックで感染者を通すな!体験版プレイレポ―拠点管理や防衛もありシンプルだけど飽きさせない

『Papers, Please』とゾンビアポカリプス要素が融合!

連載・特集 プレイレポート
ゾンビ検疫シム『Quarantine Zone: The Last Check』入念チェックで感染者を通すな!体験版プレイレポ―拠点管理や防衛もありシンプルだけど飽きさせない
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ゾンビアポカリプスをテーマにした作品で、生き残った人間達が集落を形成しているところを良く見かけます。もし感染者がその中に混じっていたら恐るべき自体が発生してしまいますが、集落に新しく入ろうとする人の審査とは一体どのように行われているのでしょうか。

ゲームスタジオBrigada Gamesは、審査シミュレーション『Quarantine Zone: The Last Check』のSteam向け体験版を2025年5月22日に配信しました。本作は『Papers, Please』とゾンビアポカリプス要素を融合したゲームで、3週間で65万件以上のウィッシュリスト登録を達成するなど、注目されている作品です。

プレイヤーはゾンビアポカリプス下の検疫担当者として、助けを求めてやってくる人々が感染しているか否かの調査を行います。また、保護した人々への食料支援や、検疫所を襲うゾンビの群れの対処なども行う必要があり、過酷な状況でどれだけ長くアウトブレイクを抑えるかが求められます。

本稿では、配信された『Quarantine Zone: The Last Check』体験版のプレイレポートをお届けしていきます。

入念なチェックで感染者を見つけ出せ!

体験版ではゲームの最初の7日間をプレイ可能で、チュートリアルを兼ねた色々な業務を行えます。プレイヤーの基本的な仕事は検疫にやってくる人々が“感染しているか”をチェックして、適切な判断を下すことです。

感染者かどうかは、手元にある感染者の兆候が記されたチェックリストを元に判断します。初日は見た目で判断することになり、肌や目の色が変質していないか、ゾンビによる噛み傷がないかなど、全身をくまなく調べていきます。

これは……噛み傷だなあ。
何だその口の血は!

チェック終了後は、その人物の処遇として「サバイバーエリアに送る」「隔離部屋に入れる」「処刑する」を選択します。隔離部屋は一旦様子を見ることにも使えますが、もしも感染者だった場合は2日後にゾンビとなり、非感染者が一緒の部屋にいると襲われてしまうので注意が必要です。

ゲームが進むと新しいチェック用のアイテムが増え、呼吸音や体温、血液チェックなどもできるようになります。また、探知機に引っかかった所持品検査も可能で、中には「感染者の死体の一部」などを持ち込もうとする危険な存在も。適切なチェックを行いながら、生存者の安全を確保していきましょう。

服の下に隠された噛み傷が!
これは乳首。

サバイバーの受け入れや、感染者の処刑を行った際には資金を入手できます。もちろん間違えて非感染者を処刑したり、問題ないアイテムを没収したりした場合は罰金を課されるので注意しましょう。

目が赤く肌の色も気になる。血圧も高いな。これは……?

ゾンビの襲撃を撃退せよ!

ゲーム内では、数日ごとに検疫所へと向かってくるゾンビの群れを撃退するパートがあります。プレイヤーは武装ドローンでゾンビと戦うこととなり、機関銃やグレネードを駆使しながら、時間内に検疫所の防護壁を破られないように耐えなければなりません。

戦闘画面は夜間ですが、ゾンビは白くクローズアップされるので狙いは付けやすく、やや雑な射撃っても倒すことができます。ただしゾンビの数は大量で、銃のリロード時間も必要なので、しっかりと武器の切り替えや優先すべきゾンビを考えることも重要です。

ベースのアップグレードでは、資金を使って新しい武器やゾンビを引き寄せる罠を獲得したり、一緒に戦ってくれる兵士を増やすことも可能です。ちなみに、ドローンの特性上あまりマップを移動しすぎると電波が届かなくなって行動不能になるので注意しましょう。なお、体験版の仕様かもしれませんが、防衛に失敗してもすぐにリトライ可能でした。

頼むぞ防衛メンバー!

生存者の体調管理も欠かせない

プレイヤーの仕事のひとつに、生存者の体調管理と輸送があります。サバイバーエリアでは「食料」「電力」「薬(アップグレードで解放)」の3つのリソースを補充する必要があり、1日の終りに必要数を供給できなかった場合は生存者に悪影響を及ぼします。

幸い世界に物資は豊富なのか、各リソースはタブレットから注文すればすぐにベースの倉庫に届くので、台車に積んでサバイバーエリアの所定の位置に置いていきましょう。電力管理はそのほか、新しい施設を設置したり、停電した際に復旧と接続操作もあります。

また、検疫所から安全なエリアまで生存者を移動させる輸送トラックも登場します。このトラックは載せられる人数が決まっていて、さらに「女性のみ」といった条件が決まっているものも。載せられなかった人はサバイバーエリアに残ることになりますが、検疫所の収容人数も上限があるので気をつけましょう。

生存者の輸送時は、移動中にトレーラーがゾンビに襲われるのを撃退する戦闘が始まります。こちらもドローンを使う任務で、これまでの武器や装備のアップグレードも適用されます。

拠点のアップグレードでは、一度に保管できるリソースの数を増やしたり、各施設の収容人数を増やすことも可能です。検疫所では、とにかく資金が必要になるので、しっかりと受け入れや感染者の始末をして稼いでいくことが大切ですね。

生存者を守っていければいいと思う。

シンプルなゲーム性と“疑い”の面白さ

検疫の仕事は大変ですが、用意されているチェックリストと各種ツールのおかげで比較的判別はしやすい印象です。隔離部屋があるおかげで最低でも2日は余裕があり、咳き込んでた人がただの風邪で治っていることもあるなど、一旦は“疑わしきは罰せず”という判断も有効です。

しかし、収容する人数が増えればそれだけ維持費も増えるので、感染者にはなるべく適切な処分を下すことも必要です。体験版の後半では、自分の身を護るためのピストルが支給されるのですが、検疫段階で明らかに怪しい相手を撃ち殺しても正解ならボーナスが入るのはちょっと嬉しいですね。スピード解決。

隔離部屋送りを決めたら殴りかかってきた!
感染者め。
100%怪しいと判断したら即座に撃つこともできます。

チェックリストには、安全・疑惑・感染の3つのパターンが表記されています。そばかすの有無に関して「以前は感染の発疹と間違った指揮官がいるが、2度とそんな間違いは侵さないでほしい」と書かれているなど、フレーバーとしても面白いのは評価したい部分です。

悲しい過去があったのだろう。

体験版の最後は検疫所を襲撃するゾンビと戦うことになりますが、ここはいつまでも終わらないラッシュに破壊されるという形でゲームの終わりを迎えます。こういう一種のお約束で締めてくれるのも嬉しいですね!


『Quarantine Zone: The Last Check』体験版では、ゲームの基本的な部分を学びながら『Papers, Please』×ゾンビアポカリプスという、本作の魅力的な設定をしっかりと堪能できます。検疫での判断だけでなく、自身が通した生存者のリソース管理や輸送、ゾンビからの防衛、アップグレードといった要素もあり、シンプルながら飽きさせないゲーム性です。

感染者のチェック項目も多く、ゲームが進めばより複雑な判断も必要になります。その意味で隔離部屋での一時判断保留はとてもありがたい存在で、場合によっては症状が変化することで「保留が正解だったな」と思えるケースも発生するのも嬉しい部分。妥協のための保留ではなく、経過観察の必要性としてしっかり戦略に組み込まれています。

体験版は記事執筆時点(2025/05/24)で600件を超えるSteamユーザーレビューがあり“非常に好評”を獲得しています。体験版は日本語未実装ですが、ゲームプレイ自体は比較的わかりやすいので問題なくプレイできます。また、製品版は日本語対応がストアページに記載されているので、まずは体験版で雰囲気をつかんで本番に備えておきましょう!



アフターコロナの検疫
¥2,200
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:Mr.Katoh,編集:みお

ライター/酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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編集/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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