「血湧き肉躍る激しさを地に足のついた形で実現した」海外レビューハイスコア『DOOM: The Dark Ages』

本作は完璧ではないかもしれないが、実に充実した戦闘の饗宴だ。デーモンを引き裂くのはいつだって最高にクールで、私はそれだけの理由で『DOOM: The Dark Ages』を繰り返しプレイしてしまうだろう。特に、とりわけストレスの多い一週間の後にはね。

『DOOM: The Dark Ages』はアクションゲームによく見られる近距離戦闘メカニズムをFPSのフォーマットに組み込みながら、強力で類まれなシューター体験を提供している。『DOOM Eternal』のような血湧き肉躍る激しさを求めているなら、本作はそれをより地に足のついた、考え抜かれてはいるが、それでいてスリリングな形で実現している。

『DOOM: The Dark Ages』はこの一人称視点シューターシリーズに加わる傑作だ。『DOOM Eternal』の機動性を犠牲にする代わりに、あたかも自分が阻止できない戦車になったかのような気分にさせてくれる。物語はアクション満載で武器も敵もバラエティに富んでおり、初めから終わりまで興奮が止まらないこと請け合いだ。

『DOOM: The Dark Ages』はこのシリーズに加わる素晴らしい一作だ。『DOOM』の世界観を拡張しつつ、新しく魅力的な戦闘を導入している。時折、テンポに難があるものの、それでも本作はプレイヤーが敵をなぎ倒して進む刺激的な新体験を提供している。

『DOOM: The Dark Ages』は優れたシューターに仕上がっている。たとえ、『DOOM Eternal』の境地には及ばないとしてもだ。残るはこのジャンルの巨匠たちが作り上げた素晴らしいシューターキャンペーンで、むしろオリジナルの『DOOM』に近いと感じる。次回作まで私を満足させるには十分過ぎる内容だ。

『DOOM: The Dark Ages』はより『DOOM』らしい作品だ。それは間違いなく2025年にプレイする最高のアクションゲームの一つであることを意味する。しかし、2019年の『DOOM Eternal』や2016年の『DOOM』の内容から進歩あるいは顕著に進化していると言えるだろうか。答えはノーだ。

『DOOM: The Dark Ages』は素晴らしいアクションと優れた武器の数々を提供している。しかし、ストーリー、よりオープンな構造、見かけだけは現代的な水増し要素といったあらゆる試みはむしろ強制された回り道のように感じられ、本作がシリーズの最高峰となることを積極的に妨げている。