「スイッチ2」1週間使ってわかった良いところ・悪いところ―ガッツリ遊んだ10名が正直な感想を語る | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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「スイッチ2」1週間使ってわかった良いところ・悪いところ―ガッツリ遊んだ10名が正直な感想を語る

10名の視点から良い点・悪い点の正直な感想!

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「スイッチ2」1週間使ってわかった良いところ・悪いところ―ガッツリ遊んだ10名が正直な感想を語る
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任天堂の新世代機・ニンテンドースイッチ2が発売して、はや1週間以上が経過しました。当選した人は、すでにさまざまな新機能やゲームソフトを楽しんでいることでしょう。

本記事では、スイッチ2を1週間使ってみてわかった良いところ、悪いところをライター・編集者10名の視点からお届けします。任天堂の新ハードは、果たしてどのような感触なのでしょうか?

編集者・みおの使ってみてわかった良いところ

やはり、スペックアップしたことが何よりの利点に感じています。最低60fpsないともう辛い体になってしまったので、どのタイトルでも60fps張り付きが基本になったのは嬉しいです。『サイバーパンク2077』や『ノーマンズスカイ』は30~40fps程度ですが、ちゃんと綺麗に動くし、前世代機では考えられないですね。

かわいい、ジャッキー。

私はPCでもよくゲームをプレイするので、マウス操作で直感的にできるのも非常に嬉しいポイントです。スティックエイムも頑張って練習しましたが、もうこれで必要なくなるんじゃないかな!

編集者・みおの使ってみてわかった悪いところ

ライブラリとニンテンドーeショップの使い勝手は変わってないどころか、部分的になぜか不便になっているところもあり、困惑しています。さすがにライブラリ内のテキスト検索ができてほしい。たくさんゲーム買ってるので、困っています。こうした融通の効かなさは歯がゆいですね。3DS/Wii U時代と比べたらだいぶマシにはなりましたが……。

ライター・各務都心の使ってみてわかった良いところ

良いところは、画面が大きくなり、画質も向上したことです。特に『マリオカート ワールド』や『サイバーパンク2077』は携帯機とは思えないほど美しく、感動しています。

また、本体は相変わらず持ちやすく、手に馴染みます。そして本体の画面遷移や、eショップなど、全体的に動作が軽くなりストレスがなくなったのも大きいです。特に初代スイッチはeショップが重すぎて、ウィンドウショッピングする気も起きなかったので……。

ライター・各務都心の使ってみてわかった悪いところ

悪いところは、何よりも排熱です。本体がすぐ熱くなるし『サイバーパンク2077』のようなハイエンドなゲームを携帯モードで遊ぶと、ファンも回りっぱなしでうるさいです。待機中も本体がほんのり熱くなっているのがちょっと怖いですね……。

ライター・FUNの使ってみてわかった良いところ「積み残したゲームを宝の山に変える魔法の箱」

ニンテンドースイッチ2を触って一番感動したのは、なんと言っても従来のニンテンドースイッチで動作に不満を感じていたゲームが軒並み快適になったことです。ソフトによって効果に差はあるものの、ロード時間が短くなったり、動きがスムーズになったりした作品はかなりの数にのぼりました。筆者が日常的にプレイしている『あつまれ どうぶつの森』では建物の出入りで待たされていた時間が大幅に短縮。あまりの快適さに、以前のニンテンドースイッチで開発中の島には戻る気が起きなくなるほどでした。

その結果、筆者はニンテンドースイッチ2の対応ソフトで遊んでいる時間よりも、これまであまり遊ばなかった“積みゲー”を発掘する時間の方が長くなってしまいました。『Nintendo Switch 2 のひみつ展』で内部構造を学びながら、『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』で新ハードを恐る恐る動かしてみたのも楽しい体験でした。ニンテンドースイッチ2はソフトが少ないと言われることもありますが、従来のゲームで遊ぶだけでも十分楽しめます。運良く早期に手に入れた方は、対応ソフトが充実するまで手元の作品で遊んでみてはいかがでしょうか。

ライター・FUNの使ってみてわかった悪いところ「ドックの置き場所にこだわりのある人は要注意」

これまでのところ、これと言って大きな不満はありません。強いてあげるなら、付属のHDMIケーブルが思っていたよりも短かったことでしょうか。任天堂の公式サポートサイトによれば、ニンテンドースイッチ2が本来の性能を発揮するためには、これまでニンテンドースイッチで使用していた「ハイスピード HDMIケーブル」ではなく、ニンテンドースイッチ2に付属している「ウルトラ ハイスピード HDMIケーブル」を使用する必要があります。

しかし、付属のHDMIケーブルは筆者が期待していたよりもわずかに短く、当初予定していた場所にはドックを設置できませんでした。現在はひとまずテレビのすぐ隣にドックを置いて運用していますが、テレビから離れた場所に移動する場合は改めて適切なHDMIケーブルを購入する必要があるかもしれません。これからニンテンドースイッチ2を購入する方はお気をつけください。

ライター・お茶缶の使ってみてわかった良いところ

一番感動したのは、触る前は「どっちでもいいかな」と思っていたマグネット式の「Joy-Con2」でした。付け外しがやたら簡単になったことにも感動するのですが、なによりも、レール式じゃなくなったことでグラつきがほとんどなくなったことが嬉しい。まるで最初からコントローラーのはずれないのUMPCを触っているかのような一体感と堅牢性でありながら、取り外しボタンを押すと簡単に外れる。めちゃくちゃ良い。

また、「Discordでいいかな」と思っていた「ゲームチャット」に関しても思ってたよりも快適で、Cボタンから簡単に友達を招待できて、離れた場所のドックに刺さっている本体マイクで問題なく会話できます。ノイズキャンセリングもとても優秀ですし、なんだかんだゲーム機単体でボイチャが完結するのはありがたいなと。画面共有機能もとても手軽で、全然別のゲームを遊んでいても一緒に遊んでる感があります。事前の紹介映像ではガビガビに見えた画面も、相手のプレイを見てガヤガヤ騒ぐだけなら必要十分と言えるものでした。

ライター・お茶缶の使ってみてわかった悪いところ

ゲームチャットが優秀なぶん、友達を招待して部屋を立てた後に、後から別の友達をその部屋に招待するということができないのは気になりました。やろうと思ったら部屋を建て直さないといけない仕様なのは謎です。流石にアップデートで改善してほしい。

ライター・澤田 真一の使ってみてわかった良いところ

スイッチ2のJoy-Con 2は、それまでのスライド式からマグネット式に代わりました。スライド式Joy-Conはその設計上どうしてもぐらついてしまい、また脱着ボタンがグリップのちょうどいい位置にあります。これを中指の腹でうっかり押したため、プレイの途中で外れてしまう……ということがありました。しかし、スイッチ2のそれは内から外へ押し込むボタンになり、プレイ中の脱落が起きづらい設計です。

また、充電用USB-Cケーブル差込口が本体上下に合計2ヶ所設けられています。これにより、本体背面のスタンドを立てた状態で充電することができるようになりました。

ライター・澤田 真一の使ってみてわかった悪いところ

それと引き換えに、初代スイッチよりもバッテリー持続時間が大幅に短くなってしまった点は否めません。これらを総合して考えると、スイッチ2はやはり「家の中でプレイするもの」。筆者はよく海外へ渡航しますが、これを機内に持ち込んでプレイする……というシチュエーションはちょっと想定できないかも。スイッチよりも若干ながら携帯ゲーム機としての色合いが薄くなった(据置ゲーム機に近くなった)感じがします。

ライター・G.Suzukiの使ってみてわかった良いところ

なんといっても携帯モード全般が取り回しやすくなったのが良いところ。Joy-Con 2は取り外しやすくなったし、スタンドも安定感があって倒れにくくなったし、肌触りも含めてボタンの感触も初代に比べて押しやすいです。メニュー画面のレスポンスも素早く、価格相応の進歩を見せてくれていると思えました。

『R-TYPE FINAL 2』

加えて、性能アップの恩恵か初代ニンテンドースイッチ向けタイトルのフレームレートやロード時間が改善したため過去作も遊びやすくなりました(『R-TYPE FINAL 2』でロード時間改善と安定した60fps動作を確認)。ニンテンドースイッチで展開された過去作も選択肢に入るのがとても嬉しいです。

ライター・G.Suzukiの使ってみてわかった悪いところ

悪いところは、若干重い点です。画面とJoy-Con 2を合体させた状態で携帯モードでジャイロ操作すると、初代より約100g重くなったぶん腕全体に若干の負担を感じてしまいます。電池持ちは体感で、3時間から4時間ほどなため、携帯モードでは残量をそこそこ気にする必要があるなとも思えました。初代ニンテンドースイッチ初期型を彷彿とさせる持ち具合であると感じます。

ライター・kamenokoの使ってみてわかった良いところ

外見や手触りに初代スイッチよりも高級感があるというのが初回起動してすぐの感想です。各ボタンやスティックも初代スイッチより操作しやすく、押し心地も文句無しでした。

目玉の新機能の1つであるマウス操作は、頻繁にPCでマウスを使っている身として、想像していたよりも手になじみます。さっと机や膝に置くだけでコントローラーからマウス操作に切り替わるのは非常に便利です。

もちろん、本物のマウスに比べると幅が狭いが故の持ちにくさは感じますが、少なくともマウスとしての機能は十分。あとはマウス操作が有効なタイトルがどれだけ登場するのかが気になるところです。

ライター・kamenokoの使ってみてわかった悪いところ

必ずしも悪いところというわけでないのですが、個人的に残念だったのはメニューのUIなどがあまりにも初代スイッチのままだったという点。もちろん、スイッチ2と名乗るからにはある程度の踏襲は必要だと思いますが、WiiからWii Uの時はもっと変化を感じられた気がします。

あまりにも似すぎているので、ここから任天堂の新しい時代が始まる・...!というよりも「スイッチにバージョンアップが入った」程度の気分になりました。

それだけスイッチが完成されていたことの現れではあるのですが、スイッチ2の時代がまた6、7年は続くとすると、合計で15年近くこのUIと付き合うことになるのだろうかという若干のマンネリ感が。とはいえ、メニュー画面がどうこうよりも面白いソフトが遊べることの方が何十倍も重要なので、今後の展開に期待したいです。

ライター・Okanoの使ってみてわかった良いところ

スクリーンショットや動画などが、自動でアップロードされるようになったこと。本体側で設定をオンにしておくだけで、キャプチャした画像などが勝手にアップされ、スマホアプリ「Nintendo Switch App(旧Nintendo Switch Online)」から確認、保存などできるようになりました。

イーロン・マスク大先生のおかげでTwitter(現X)に本体から直接シェアできなくなってしまったこともあり、かなり便利。アプリの動作が(少なくともiOS版では)軽くてしっかり動くのも嬉しいポイントです。

ライター・Okanoの使ってみてわかった悪いところ

ニンテンドーeショップがあんまりよくなってない!確かに動作は軽くなった(気がする)し、「あなたへのゲーム紹介」として、eショップの閲覧履歴やフレンド情報などからオススメゲームをピックアップしてくれるので、少しは進化してくれています。

一方でゲームを探す機能はまだまだ。大雑把なジャンル検索しかできないので、どんなゲームがあるのかもイマイチ探しにくい。もう少しいろんなゲームにアクセスしやすくなるような、パブリッシャーページやシリーズをまとめたページ、多彩なカテゴリ分けなどがあると、インディーゲームの入り口としての性格が高まると感じます。

ライター・蚩尤の使ってみてわかった良いところ

アクセシビリティ設定の充実。具体的には、ホーム画面のテキスト読み上げ機能などですね。以前、他社の媒体でゲームのアクセシビリティに関する取材記事を作成したのですが、インタビューしたとある方が「任天堂さんのゲームは本当に誰もが楽しめるものばかりですが、ゲーム機のアクセシビリティでは一歩遅れてしまっているのが残念で……」とうかがい、アンテナが鈍かった自分はそのときに初めて「そういやそうか……」と気がつきました。

しかし、スイッチ2が出てくれたことでその心配もなくなりましたね。読み上げはReadSperakerを使っているのかな?アトラスの『キャサリン』に出てくる羊みたいな音声があって、ついニヤニヤしてしまいます。ゲームチャットの音声←→文字変換も気になっているので、機会があったら使ってみようと思っています。動画配信サービスで日本のアニメや映画を見るときも字幕をオンにする字幕大好き人間ですので!

ライター・蚩尤の使ってみてわかった悪いところ

まだ思い浮かばないですが、強いて言うなら初代スイッチ用のProコントローラーだと本体のスリープを解除できないところでしょうか。お金は出すので早く2用のProコンを買わせてくださいいいい。

ライター・白黒の使ってみてわかった良いところ

・握り心地が良い
自分は初代スイッチを握った時とき少し小さめに感じて、HORIさんのグリップコントローラーを使っていたのですが、スイッチ2は握った時の大きさがちょうど良い!初代スイッチより重くなっている分重量感もあり、手に持った時の感触がしっくり来るのがとても好印象です。

・画面が大きい
初代スイッチの画面サイズが6.2インチだったのに対し、スイッチ2の画面サイズは7.9インチ。数字で見ると少ししか変わっていないように見えるかもしれませんが、自分にはこの差はかなり大きく感じました。
前世代機の頃はサイズ感が物足りず、家ではすぐにモニターに繋いでいましたが、スイッチ2はそのままプレイしても十分すぎる画面サイズ感の印象です。

ライター・白黒の使ってみてわかった悪いところ

・バッテリー消費が早い
元々公表されていた情報ではありますが、実際に触ってみてもswitch2はバッテリーの減りが早いな……と感じました。自分が一生『マリオカート』を触っているのもあるとは思いますが、ゲームのハイスペック化や液晶の巨大化により、消費電力も上がっているということでしょう。

テーブルモードや携帯モードでプレイしている際も、追加された本体上部の充電コードを積極的に活用することになりそうです。

・HOMEボタンとCボタン間違えがち
伝わる人には伝わると思いますが、スイッチの時に「HOMEボタンは右側のJoy-Conの下の方」という認識でいると、スイッチ2では大体Cボタンを押すことになります。突然始まるゲームチャット。

もちろん、押した瞬間突然誰かと通話が始まるようなことはないのですが、何分見慣れない音と見慣れない画面なのでちょっと驚きます。ただ、一週間ほど使っているとボタンの位置にも慣れたので、今は一安心です。


ライターと編集者、合計10名の視点から、良い点と悪い点の正直な感想を訊きました。

良い点としては、性能や快適性の大幅な向上や、大画面化や高画質化、Joy-Con 2新機能の快適なマウスなどが評価されています。悪い点としては、本体が熱を持ちやすいところや、バッテリー持続時間の短縮、重量の増加などに加え、使い勝手の改善が行われていないところも指摘されています。

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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:みお

ライター/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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