気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、RetroStyle Games開発、PC/Mac/Linux向けに5月2日にリリースされた採掘ローグライクシューター『Ocean Keeper: Dome Survival』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、2Dスタイルの採掘アクションと、押し寄せる敵を装備している武器で撃退するタワーディフェンス要素を融合させた作品。プレイヤーは、採掘で鉱石を掘りながらマシンの強化を行い、海中世界で多彩な敵と戦いながら、惑星に隠された謎を解き明かしていきます。日本語にも対応済み。
『Ocean Keeper: Dome Survival』は、920円で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
RetroStyle Games 私たちRetroStyle Gamesは、視覚的にリッチで奥深く魅力的な体験を創造することに焦点を当てた、情熱的なプログラマーとアーティストのチームです。チームメンバー全員がさまざまなゲームのバックグラウンドを持っていますが、クライアントや自分たちのために作ったゲームが大好きという点は共通していますね。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
RetroStyle Games 本作はローグライク・アクションと深海サバイバルをミックスしたようなゲームですが、本作のユニークな点は、弾幕系メカニクスと海洋の舞台を融合させていることです。プレイヤーは敵と戦うだけでなく、絶えず変化する海中の生態系の中でサバイバルすることになるのです。最初のコンセプトは、ローグライクが水中だけで展開されるとしたらどんな感じだろうという想像から生まれたもので、水圧、視界、移動の物理的な要素がすべて緊張感に寄与しています。
また、異質でありながら馴染みのある設定を探求したいと思いました。前作の『Last Pirate: Survival Island』からかなりインスピレーションを受けています。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
RetroStyle Games はい、本作は『Last Pirate: Survival Island』のSF版続編とも言えるでしょう!

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
RetroStyle Games 最も印象的な瞬間のひとつは、デモのリリース日でした。オフィスでは海をテーマにしたパーティーを開き、開発やチームに関する楽しい話をチームで共有したのです。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
RetroStyle Games プレイヤーたちからは、アートスタイルと水中の雰囲気を賞賛する声が届いています。また、穏やかさと激しさの両方が感じられるのも、珍しい組み合わせだと言われていますね。最高のフィードバックは、ゲームの修正に役立つものでしょうか。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
RetroStyle Games バージョン1.0をリリースしたばかりですので、コンソールのアップデートに移行する前にホットフィックスしていきたいです。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
RetroStyle Games はい、もちろんです!本作の配信をし、収益化するコンテンツクリエイターを全面的にサポートします。ただ、私たちが皆さんのコンテンツを共有し、応援できるよう、適切なタグ付けをお願いいたします。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
RetroStyle Games 日本のプレイヤーの皆様、ご関心とご支援をいただき、本当にありがとうございます!皆様の没入感のある芸術的なゲームに対する情熱に、私たちは日々刺激を受けています。私たちの作った水中世界が、開発中に私たちを魅了したように、皆さんをも魅了することを願っています。
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。