2025年5月30日、Badger Punch Gamesが開発し、Thalamus Digitalがパブリッシャーを手がけるターン制ローグライクゲーム『Roguecraft』のSteamストアページが公開されました。
2025年にAmiga向け完全新作ローグライク!?名状しがたい情報の渦がプレイヤーを襲う

『Roguecraft』は、H.P.ラヴクラフトの産み出したクトゥルフ神話に影響を受けたターン制ローグライクRPGです。
迷宮の奥から這い寄る触手と、なぜかニワトリが鎮座するタイトル画面が印象的です。

ウォリアー・ローグ・ウィザードの3クラスのキャラクターから1人を選び、ランダム生成される洞窟へと挑みます。

一見見下ろし型アクションゲームのようですが、このゲームは完全なターン制です。敵やアイテムの配置を考えながら、上手く敵を倒して先に進んでいきます。

自動生成されるフロアには蠢く触手がいることも……こういった部分はクトゥルー神話のホラー的世界観を高めています。

敵の攻撃で全てのヘルスを失うとゲームオーバーです。ゲームオーバー画面にはこれまでの探索状況や、どのモンスターによって倒されたかまでが記録されます。

本作には、アーケードゲーム風のハイスコア画面まで用意されています。より高いハイスコアを目指しましょう。

ところで、本作のスクリーンショットを見て「これ本当に2025年に発表されたゲームなの?」と思う方もいるかもしれません。確かにレトロ風2Dドットで2025年に発売されたゲームとしては、やや寂しい気がしますが……。それもそのはず、本作は、1980年代後半から1990年代にかけて海外で人気を博した、ホビーパソコン「Amiga」向けの新作なのです。
日本では90年代前半に人気を博したテレビ番組「ウゴウゴルーガ」のCG制作に使われたことなどでも有名なAmigaですが、海外ではマニア向けのホビーパソコンとしていわゆる「メガデモ」がいくつも作られているなど、根強い人気を誇ります。
今回Steamで販売されるのはエミュレーターによる移植版ですが、Amiga実機で本作を動かすことも可能らしく、本作のパブリッシャーを手がけるThalamus Digitalの特設サイトでは「物理Amiga版」の通販が取り扱われる予定となっています。
『Roguecraft』は、PC(Steam/Amiga)にて近日登場予定です。日本語には対応していません。