インディーゲームレーベルWorldMapは、代表作『かまいたちの夜×3』『428 封鎖された渋谷で』などで知られる長井知佳氏のゲーム開発チームGe-sakuが手がけるアドベンチャーゲーム『H9』のSteamストアページおよび公式サイトを公開しました。
28年前に発売中止になった“幻の美少女ゲーム”を巡るサイコホラー
本作は、20世紀末に発売中止となった「誰も知らない幻の美少女ゲーム」を巡って展開される物語を描くフェイクドキュメンタリーホラー作品。発売中止になった架空のゲーム『トキメキ脱衣ジャンケン』は、内容が低俗かつ粗悪で誰もが「クソゲー」と断じる代物だったものの、後年の技術で強固に封印されたデータという、不可解な秘密が隠されているようです。
プレイヤーは、このゲームで脱衣ジャンケン(野球拳)をプレイしながらプロテクトを突破しながら、闇に葬られた真実に迫っていきます。ゲーム内では、明るく軽薄な“ゲームパート”と、開発の闇を綴る“ストーリーパート”が交互に現れていきます。“ゲームパート”では、かわいいヒロインたちと駆け引きやアイテムを駆使した野球拳対決が楽しめ、勝負に勝つことでヒロインの姿が変わっていくようです。



“ストーリーパート”では、順調だったはずのゲーム開発現場が「ある出来事」を境に異常なトラブルに見舞われていく様子が描かれ、謎めいたメッセージや開発者たちの証言が次々と浮上していきます。2つのパートを交互に進めることで少しずつ噛み合わなくなっていき、最初は違和感と思っていたものが、やがて取り返しのつかない狂気だと気付くことで、プレイヤーには“もう逃げられない”ようなことも待ち受けているようです。


公式サイトではキャラクターも公開中
公開された公式サイトでは、本作のゲーム概要だけでなく“ストーリーパート”に登場するプロジェクト関係者達も紹介されています。また、本作の特徴である、交互に展開する2つのパートを並べているスクリーンショットなども掲載されていて、なにやらかなり不穏な空気も確認できます。


『H9』は、PC(Steam)向けに2025年10月リリース予定、価格は980円を予定しています。