『Path of Exile 2』超大型アプデ「Dawn of the Hunt」徹底分析!新クラスや新アセンダンシー、ほぼ全てのモンスターミニオン化、マップにリスポーン導入などとにかく超ボリュームで『PoE2』が生まれ変わる | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『Path of Exile 2』超大型アプデ「Dawn of the Hunt」徹底分析!新クラスや新アセンダンシー、ほぼ全てのモンスターミニオン化、マップにリスポーン導入などとにかく超ボリュームで『PoE2』が生まれ変わる

新クラス“Huntress (ハントレス)”の登場やエンドゲームの大規模改修など、膨大な変更が加えられています。

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Grinding Gear Gamesがアーリーアクセス中の『Path of Exile 2(PoE2)』初の大型コンテンツアップデート「Dawn of the Hunt」の詳細を発表しました。新クラス“Huntress (ハントレス)”の登場やエンドゲームの大規模改修など、膨大な変更が加えられています。

あまりにものボリュームに、事前に開催されたメディア向けイベントに出席したライターたちが締め切りまで眠れないかも…と、ジョークを飛ばすほどでした。本稿では、そんな「Dawn of the Hunt」で追加される新要素や変更点を詳しく解説していきます。

槍と獣と共に荒野を駆ける!遠近ハイブリッド新クラス“Huntress”が実装

「Dawn of the Hunt」の象徴とも言える新クラス“Huntress (ハントレス)”は、バックラー(小型盾)と槍を扱うアズメリの戦士です。彼女は単なる槍使いではなく、近接と遠距離を巧みに切り替え、自然の力や獣との連携をも駆使する、全く新しい戦闘スタイルを提供します。

槍は他の近接武器よりも長い攻撃範囲を持ち、敵との間合いを有利に保てます。さらに、多くの槍スキルには短いダッシュ効果が付随しており、攻撃と同時に位置取りを調整できる高い機動性を誇ります。

また、近接武器でありながら投擲可能なスキルが豊富に用意されており、ボタン一つで遠距離攻撃へと移行できるため、状況に応じて最適な戦闘距離を選択するハイブリッド戦術が可能です。

Huntressのスキル群は、単体で使うだけでなくコンボとして組み合わせることで真価を発揮します。例えば、“Whirling Slash”で作り出した旋風は敵を盲目にしますが、その旋風の中に遠距離スキル“Twisters”を撃ち込むと、旋風自体がトルネード発射台となり、より広範囲・高威力な攻撃へと変化します。

同様に“Explosive Spear”などで地面に残った延焼地帯の上で“Whirling Slash”を使えば、炎を吸い上げて爆発に炎属性を追加。氷や雷属性でも同様の相互作用が用意されており、プレイヤーは状況に応じてスキルコンボを組み立て戦況を有利に進めることができます。

バックラーを装備することで使用可能になる“Parry”は、構えている間に受けた近接攻撃を自動で受け流し、カウンター攻撃を繰り出す特殊なスキルです。カウンター攻撃は敵をスタンさせ、さらに次の攻撃に対する被ダメージを増加させるデバフを付与します。これにより、防御的な行動が即座に強力な攻撃チャンスへと繋がります。しかし、パリィを連続で使いすぎると、プレイヤー自身がスタン状態に陥るというリスクも存在するためタイミングの見極めが重要です。

パリィを応用したコンボもあります。“Disengage”スキルは、通常は後方へ跳躍しつつ前方にダメージを与える回避スキルですが、“パリィ”成功直後に使用すると性能が変化します。単なる回避ではなく、追加の爆発ダメージが発生し、さらに攻撃速度などを上昇させるフレンジーチャージを獲得できます。これにより、パリィ→離脱→追撃という、防御から一気に攻勢に転じる強力なコンボが成立します。

Huntressは“Tame(調教)”スキルにより、マップ上に出現する“ビースト”タグを持つモンスターを1体だけ手懐け、コンパニオンとして連れ歩くことができます。このコンパニオンは、通常のミニオンとは異なり、元となったモンスターが持っていたMOD(マジックやレアモンスターの持つオーラ、追加ダメージ、特殊能力など)をそのまま引き継ぎます。

例えば、“スピード”MODを持つレアビーストを調教すれば高速で移動・攻撃するコンパニオンになり、“オーラ”MODを持つビーストならプレイヤー自身にも恩恵があります。どのビーストを仲間にするかで、ビルドの方向性が大きく変わる可能性を秘めています。

ビルドの可能性は無限大!5つの新アセンダンシーが切り開くキャラクター育成の新境地

Huntress自身の2つの道に加え、既存クラスにも新たなアセンダンシーが3種追加されます。

Ritualist:Huntress

アズメリ文化の影の部分、すなわち生贄の儀式や疫病の力を操るアセンダンシーです。“Corrupted Life Force”で敵の死を周囲への呪いへと変え、“Unfurled Finger”で装備の常識を覆して追加の指輪を装着。“Ritual Sacrifice”ではレアモンスターの死体からMODを一時的に奪い取り、“As the Whispers Demand”では自らの血を捧げて更なる力を引き出します。

Amazon:Huntress

Amazonはアズメリ社会のエリート護衛としての訓練を受けた正統派の戦闘スペシャリストのアセンダンシーです。“Predatory Instinct”でレアやユニークエネミーに弱点を追加してダメージを50%増加させ、効率的にダメージを与えます。“Elemental Infusion”はフレンジーなどのチャージを消費する代わりに武器に属性エネルギーを纏わせ、投射物攻撃に爆発効果を付与します。“Critical Strike”は余分な命中精度をクリティカル率へと変換し、攻撃性能を高めます。属性ダメージによるリーチやフラスコ効果の向上など、安定した戦闘能力を提供します。

Smith of Kitava:ウォリアー

ウォリアーのルーツである鍛冶師の技と、破壊神キタヴァの力を融合させた異色のアセンダンシー。なんと戦場で装備を鍛冶します。“Against the Anvil”で武器に灼熱の力を込め、ヒット時に強力な炎の爆発を引き起こします。さらに、自身の武器の意思を持つコピーを召喚し共に戦わせることも可能です。

最大の特徴は、通常の胴防具MODを一切利用できなくなる代わりに、アセンダンシーツリー内の専用ノード群にポイントを割り振ることで、ライフ、耐性、物理軽減といったステータスを直接「鍛え上げる」という、前代未聞の防具クラフトシステムです。これにより、プレイヤーは完全に自分好みの防御性能を持つキャラクターを作り上げることができます。

Tactician:マーセナリー

元ブラックガードとしての経験を活かし、戦術的な支援と火力で戦場を制圧するアセンダンシー。“Suppressing Fire”はクロスボウの投射物に敵を地面に縫い付ける「ピン留め」効果を与え、“Right Where We Want Them”ノードと組み合わせれば、ピン留めされた敵は移動だけでなく一切の行動が不能になります。

複数のバナーを同時に展開して広範囲の味方を強化したり、味方に自身の武器ダメージの一部を分け与えたりと、パーティプレイでの貢献度も高いです。“Watch How I Do It”によるダメージ共有や、画面外からのアーチャー部隊による絨毯爆撃命令など、派手な支援能力も持ち合わせています。

Lich:ウィッチ

生者の限界を超え自らアンデッドとなる道を選んだウィッチの上位クラス。自身の最大ライフの一部を恒久的に失う代わりに、エナジーシールドを劇的に増加させます。“Crystalline Phylactery”は、指定したジュエルの効果を大幅に増幅させますが、魂の一部をそこに封じるため、ESが枯渇するとマナコストが跳ね上がるというハイリスク・ハイリターンな特性を持ちます。

“Necromantic Conduit”は自身と周囲の味方に物理ダメージの一部をカオスダメージとして追加する“Unholy Might”を付与し、火力の底上げに貢献します。“Rupture the Soul”は自身が付与した呪いを持つ敵が死亡した際にカオス爆発を起こし、集団戦での殲滅力を高めます。“Dominion over Flesh”により、敵に同時にかけられる呪いの数が増加し、呪いを主体とするビルドの可能性を広げます。

ほぼ全ての敵をミニオン化!“Raise Spectre(スペクター蘇生)”スキルがついに完成!

「Dawn of the Hunt」はクラスだけでなく、ゲームプレイの根幹にも大きな変化をもたらします。とくに“Raise Spectre”はこれまでも開発中と伝えられていたので待望の実装です。

このスキルを使えば、ゲーム内に登場するほぼ全てのモンスター(一部ボスを除く)の魂を倒した際に捕獲し、スキルパネルにストックできます。そして、“スピリット”を消費することで、ストックしたモンスターを自分のミニオンとして召喚できます。スピリットコストは元のモンスターの強さに比例するため、強力なモンスターは少数精鋭、弱いモンスターなら大軍団といった編成が可能です。既存のスケルトンやゾンビと組み合わせることも、スペクターのみで軍団を組むことも自由自在です。

数百種類に及ぶモンスターそれぞれがミニオン候補となるため、最適な組み合わせを見つけ出す探求は終わりがありません。

騎乗生物“ロア”を召喚して移動が快適に!

昨年3月にAct.4で実装を予定していると発表されていたロアという騎乗生物を召喚できるスキルが、予定を前倒しして単独実装されます。“ロア召喚 (Summon Roa)”では、プレイヤーが召喚したロアにいつでも「騎乗 (Mount)」することが可能です。

騎乗中はプレイヤー自身の移動速度に関わらず、ロアの素早い移動速度で戦場を駆け巡ることができます。さらに、騎乗中でも通常通りスキルを使用できるため、特に弓や投擲スキルを使うビルドにとっては、移動しながら攻撃し続ける戦術が可能となり、生存能力と攻撃効率が劇的に向上します。

ただし、騎乗中にプレイヤーが大きなダメージを受けるとゲージが溜まり、満タンになると落馬してしまいます。落馬中は大きな隙が生まれるため、敵の猛攻の中で落馬することは非常に危険です。

神ビルドへの道がここに!100以上のサポートジェムと新ユニーク実装

最高の装備を求める旅が新たな局面に突入します。「Dawn of the Hunt」では、アイテム収集とクラフトシステムに大きなメスが入ります。

100種を超える新たなサポートジェムが実装!

スキルジェムにリンクさせてその効果を変化・強化させるサポートジェムが、100種類以上も追加されます。これにより、既存のスキルビルドに新たな深みを与えるだけでなく、これまで想像もつかなかったような新しいビルドが生まれる可能性があります。

紹介された例だけでも、“Hemocrystals”(出血ダメージを時間差で爆発するクリスタルに変える)、「Alignment」(弓スキル使用時に特定の立ち位置を取ることでボーナスを得る)、“Syzygy”(特定の属性スキルを交互に使うことで効果上昇)など、非常に個性的で戦略的なものが多数含まれています。

100種類以上のユニークアイテムが追加

サポートジェムだけでなくユニークアイテムも100種類を超える新しいアイテムが追加されます。今回は特に、ゲーム中盤から終盤にかけて活躍するような、強力でビルド定義能力の高いユニークに重点が置かれています。これにより、レベル上げの過程だけでなく、エンドゲームでのアイテム探しの目標が増え、トレジャーハントのモチベーションが高まります。

Huntress用の強力なユニーク槍“Saitha's Spear”(出血と炎上状態の敵に対して相乗効果を発揮)や、ユニークバックラー“Calgyra's Arc”(遠距離からの投射物攻撃さえもパリィ可能にする)、そして『PoE2』初となるユニークチャーム“Beira's Anguish”(炎上状態を防ぐだけでなく、炎上させられた際に周囲に炎のノヴァを放つ)などが公開されました。

将来的には、ゲーム内に存在する全てのベースアイテムに対してユニークアイテムを追加することが目標とされており、どんなアイテムにもチャンスが生まれる可能性を示唆しています。

より深く、より戦略的な装備作成のクラフト新時代到来

上位版ルーンが登場

「Dawn of the Hunt」では、ルーンに上位版が導入されます。これまで効果量が固定で数値のインフレに追いつけていなかったルーンですが、高ティアのルーンを使えば、フラットダメージ追加などの基本的なMODもエンドゲームまで有効な数値になり、クラフトの初期段階での選択肢が広がります。

ハイリスク・ハイリターンな精霊“Azumeri Wisp”

キャンペーンとエンドゲームで登場する“Azumeri Wisp”は、浮遊する精霊に従っていくとボスが出現します。このボスを討伐した時に新しいタイプのクラフト素材をドロップします。これらの素材は、それぞれ武器、頭、鎧など、特定の装備スロットにのみ使用可能で、その部位に適したユニークで強力なMODを付与することができます。

Azumeri Wispは道中の敵を強化するのですが、中には敵のティアを一段階ずつ上げて、レア敵をボス敵に進化させてしまう凶悪な効果もあるので注意が必要です。Azumeri Wispはアトラスツリーで強化もできます。

運を天に委ねるアイテム融合システム“Recombination”

『Path of Exile』で実装され好評を博した“Recombination”システムが、エクスペディションの報酬として利用可能になります。これは、同じベースタイプのアイテム2つを素材として消費し、それぞれのアイテムが持っていたMODの一部をランダムに引き継いだ新しいアイテムを1つ生成するクラフトです。

ただし、どのMODが引き継がれるか、MODのティアがどうなるかなどはランダム性が高く、必ずしも成功するとは限らないハイリスク・ハイリターンなクラフトです。合成にはエクスペディションで入手できるアーティファクトを消費し、素材アイテムのMODがレアであるほどコストは高くなります。

新オーブ“Fracturing Orb”登場

新エンドゲームコンテンツ“浄化されたマップ”で入手可能になる“Fracturing Orb”は、レアアイテムに使用すると、そのアイテムが持つMODの中からランダムに1つを選び、“Fractured”状態にします。破壊されたMODは、そのアイテムに対する今後のあらゆるクラフトの影響を受けなくなり、完全に固定化されます。これにより、非常に価値の高いMODを固定できれば、他のMODを比較的安全に、かつ理想的な状態になるまでクラフトで調整することが可能になります。

エッセンスをコラプト?!

エッセンスに捕らわれたモンスターに、アイテムをコラプトさせる“ヴァールオーブ”を使用することで、エッセンスそのものをコラプトさせることが可能になり、予測不能な結果をもたらします。エッセンスの数が増えたり、全てのエッセンスが同じ種類に統一されたり、あるいはエッセンスのティアが上位の“Greater Essence”へと昇格したりします。

さらに、Greaterティアのエッセンスもコラプトの対象となり、成功すると新たに4種類存在する“Corrupted Essence”へと変化します。これらのコラプトエッセンスを持つモンスターは非常に強力な特殊能力でプレイヤーを苦しめますが、討伐時に得られるエッセンスMODは、通常のMODとは比較にならないほど強力でユニークな効果を持ちます。

例えば、Essence of Insanityから得られるMODをベルトに使用すると、次にそのベルトにヴァールオーブを使用した際に、必ず2つのコラプトMODが付与されるようになります。コラプトは常に大きなリスクを伴いますが、それに見合うだけの見返り(あるいは破滅)をもたらす可能性を秘めています。

ローグエグザイル、新マップギミック…予測不能な脅威と報酬が待つエンドゲームへ

アトラスマップに8種類の亜種を追加してメリハリ強化

現状では単調な周回作業になりがちなエンドゲームに、常に新鮮な緊張感と発見をもたらす新しいギミックが多数追加されます。 まず“アトラスマップ”に8種類の新しいマップが追加され、それぞれが独自のギミックと報酬を持っています。

Azumeri Ranges:アズメリ族の故郷をテーマにした山岳マップ。常に複数のAzumeri Wispが出現するため、Wisp関連の報酬を狙うのに適しています。ボス戦も既存ボスの単なる再登場ではなく、ウィスプの影響を受けた特殊バージョンとなっています。

Feral Megalith:マップ内のルーンを起動することで、中央のストーンヘンジ状の場所でボスとのウェーブ戦が開始されます。1体倒すごとに次のボスが召喚され、合計10ウェーブを戦い抜きます。ウェーブが進むほどボスは強くなりますが、クリアできれば大量の報酬と共に、このマップでしか手に入らない上位版ルーンを獲得できます。

Fractured Lake:地面がプレイヤーの移動に合わせて水面から隆起する、シュールな景観のマップ。最大の特徴は、出現する全てのレアモンスターが「ミラー化」されること。つまり、常に同じ能力を持つレアモンスター2体と同時に戦わなければなりません。

マップ最奥にある鏡に触れると、プレフィックス最大数が多い代わりにサフィックス最大数が少ない(またはその逆の)特殊なアミュレット、または指輪のベースアイテムを入手できます。

Crystal Cavern:マップ中央にボスが、周囲に多数のレアモンスターがそれぞれエッセンスに捕らわれています。周囲のレアモンスターを解放して倒すと、そのモンスターが持っていたエッセンスが強化(例:通常→Greater)され、中央のボスに追加されます。

多くのレアを解放すればするほどボスは強力になりますが、最終的な報酬も豪華になります。どの程度ボスを強化するか、プレイヤーの判断と実力が試されるハイリスクハイリターン型のマップです。

最強の敵は同胞? PvPのような緊張感をもたらすAIプレイヤー出現!

マップ内でランダムに遭遇する“Rogue Exile”は、プレイヤーと同じクラスの敵対NPCです。彼らは単なる強化モンスターではなく、プレイヤーが使用可能なスキルや強力なユニークアイテムの効果を駆使し、ドッジロールでの回避、障害物を利用した立ち回り、的確なターゲット選択など、非常に人間味のあるAIを持っています。

彼らが装備しているアイテムは討伐時に全てドロップするため、もし強力なユニークアイテムを装備しているRogue Exileに遭遇したら、是が非でも倒したい相手となります。しかし、もしプレイヤー側が全滅してしまうと、Rogue Exileはポータルを開いて逃走し、貴重なアイテムもろとも消え去ってしまいます。12種類存在するRogue Exileはそれぞれ異なる個性とスキルセットを持ち、遭遇するたびに新鮮な挑戦を提供します。

ストロングボックスに4種類のユニーク版が追加

通常のストロングボックスよりもレアで、特別なギミックを持つ4種類のユニークストロングボックスが追加されます。配信でお披露目された2種の効果は以下の通りです。

Oggam's Legacy:ストロングボックスの前に横たわる死体が、ルーンの起動によって強力なレアモンスターとして蘇ります。このモンスターは倒されるたびに、ストロングボックス自身が持つMODによって定められた回数だけ、新たなMODを追加しつつ復活します。復活するたびに強くなる敵を倒しきる必要があります。

Aeshel's Torment:古代ヴァール文明の遺物と思われる禍々しいストロングボックス。カオス属性のモンスター達に守られており、開封に成功すると必ず特定のコラプト結果が付与されたユニークアイテムを獲得できます。望んだコラプト結果が得られるとは限りませんが、一攫千金のチャンスも秘めています。

ストレス軽減、やり込み度UP!死亡ペナルティ緩和、タワー改修などエンドゲームが快適かつ奥深く進化

エンドゲーム体験の質を向上させるため、多くのシステム改修が行われます。

アトラスマップ導入クエスト改修:「コラプト」と「浄化」の戦略性

エンドゲーム開始直後の目標が、単なるマップクリア数の消化から、アトラス上の特定のゾーン「コラプトされたネクサス」の攻略へと変更されます。ネクサスに至るまでのマップは「コラプトマップ」となり、特殊なモンスターや強化されたMODが登場します。

ネクサス最深部のボス(新登場の3種類からランダム)を倒すと、そのゾーン全体が「浄化」され、ドリヤニからアトラスパッシブポイントが付与されます。浄化された後のマップは「浄化されたマップ」となり、出現モンスターやボス、そして報酬(“Fracturing Orb”など)が変化します。プレイヤーは、高難度のコラプトマップを先にクリアして報酬を狙うか、早期にネクサスを攻略してゾーン全体を浄化し、安定した周回を目指すか、という戦略的な選択を迫られます。

タワーを減らしタブレットを強化

アトラス上でマップに影響を与える「タワー」の総数が約1/3に削減されます。その代わり、タワーに設置する「タブレット」1つが影響を与える数が基本で2倍になり、さらにタワーが影響するマップのティアが高いほど、その効果が増幅されます(ティア15では基本のさらに2倍、つまり従来比4倍の効果)。

タワーには新しく専用ボスが追加されたり、ブリーチやデリリウムといった既存のマップにあったギミックも実装され、攻略の魅力が上昇しています。

また、各タワーは最大3つまでのタブレットを同時に消費できるようになり、複数のMODを強力に組み合わせることが容易になります。これにより、タワー管理の手間は減少し、マップを強化する戦略性は向上します。さらに、タワーマップ自体にも固有のボスが登場するようになり、単なる通過点ではなく、攻略対象としての価値も高まりました。

さらに、通常のタブレットとは別に、マップ範囲に強力かつユニークな効果を及ぼす「ユニークタブレット」が追加されます。

死を超えて進め!マップ死亡ペナルティの大幅緩和

エンドゲーム、特に序盤における最大のストレス要因の一つであった死亡時のマップ喪失が大幅に緩和されます。マップ内で死亡した場合、そのマップのウェイストーンに設定された回数(デフォルトで6回。ウェイストーンに付与されたMODの難易度が高いほど減少)までは、進行状況を維持したままプレイを続行できます。

これにより、難易度の高いマップや慣れない敵に対しても、より積極的に挑戦し、学習することが可能になります。ただし、マップボスとの戦闘が開始されると、このシステムは適用されなくなり、代わりに従来のピナクルボスと同様の、パーティメンバー全員を同時に蘇生させるか選択するシステムへと切り替わります。これは、ボス戦の緊張感を維持しつつ、事故による即時失敗を防ぐための措置です。

ピナクルコンテンツの経験値の仕組みが変更

最高峰のボスコンテンツ(ピナクルコンテンツ)において、死亡時の経験値喪失ペナルティが完全に撤廃されます。これにより、レベルアップ最終盤のプレイヤーが経験値ロスを恐れてこれらのコンテンツへの挑戦をためらう、という状況が解消されます。ただし、バランスを取るため、これらのコンテンツからは経験値を得ることもできなくなります。純粋にボス攻略と報酬獲得に集中できる環境が整えられます。

その他の改善と調整

早期アクセスサポーターパックに含まれていた、特定のユニークアイテムが入手できる“Twilight Order Reliquary Key”が、ゲーム内でドロップするようになります。ユーザーが発見したユニークアイテムを箱に入れることで(メッセージの添付も可能)、別のユーザーがReliquary Keyを消費して箱を開封し、そのユニークアイテムを入手できるようになります。

ただし、ピナクルボス固有の超レアユニークに対応するキーは、そのボスに関連する特定の高難度コンテンツからのみドロップするように調整されます。また、ピナクルボス固有のユニークアイテムが、ボスの難易度に関わらずドロップする可能性が生まれます。もちろん、高難度ほどドロップ率は高くなりますが、低難易度でも入手できるチャンスがゼロではなくなります。

アトラススキルツリーの拡張:Wisp、Rogue Exile、新マップなどに対応し、それらを強化したり出現率を高めたりするための新しいノードがアトラスパッシブツリーに追加・拡張されます。さらに、アトラスポイントが最大10ポイント増加します。

「Dawn of the Hunt」アップデートの配信日と推奨プレイ

この膨大な量の新コンテンツは、現在提供されている『Path of Exile 2』の早期アクセスリーグに無料で追加されます。したがって、既に早期アクセスに参加しているプレイヤーは、現在プレイ中のキャラクターで、アップデート後すぐに新しい要素を体験することが可能です。

しかし、今回のアップデートは非常に大規模であり、特にエンドゲームの導入部分やバランスに大きな変更が含まれるため、開発元のGrinding Gear Gamesは、同時に新規に開始される“Dawn of the Huntリーグ”で、新しいキャラクターを作成してゼロからプレイすることを推奨しています。これにより、全ての変更点や新しいコンテンツの流れを新鮮な気持ちで、設計された通りに体験することができます。

単なるコンテンツ追加に留まらず、ゲームの根幹システムにまで踏み込んだ意欲的なアップデートの『Path of Exile 2:Dawn of the Hunt』は、日本時間4月5日午前4時に配信されます。


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ライター:いーさん,編集:TAKAJO

ライター/絶滅危惧種アメリカ在住ライター兼YouTuber いーさん

YouTubeやりつつ様々な媒体で執筆中

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編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。『Crusader Kings III』と『Mount & Blade II: Bannerlord』に生活リズムを狂わされ続けています。ちなみに好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

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